公開日:8/08/2018
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    GASでプログラミング#04:いろいろなメッセージウィンドウ(ポップアップ)を表示する

      image

    前回、GAS(GoogleAppsScript)でメッセージボックス(ポップアップ)を表示することができましたが、別のタイプのメッセージウィンドウも作ることができす。

    まずは予備知識として、msgBoxでできることを見てみます。前回は「Browser.msgBox(msg_Txt);」というコードで、msg_Txtには事前に「Hello GASworld」を入れておきました。実は、この部分でメッセージウィンドウの「タイトル」や「ボタン」を指定することができます。

    指定の方法は
    msgBox(タイトル(title), 表示するメッセージ(prompt), ボタンの種類(buttons))
    です。

    では、これらをふまえて実際にメッセージウィンドウを作ってみましょう。



    OKボタンのみのメッセージウィンドウ(Browser.Buttons.OK)

    image

    これは前回作ったOKボタンひとつが入ったメッセージウィンドウですが、今回の説明用に手を加えてみました。

    (コード)
    function msg_Box() {
       var msg_Txt = "Hello GASworld"
       var msg_Title = "GoogleAppsScript"
       Browser.msgBox(msg_Txt,msg_Title,Browser.Buttons.OK);
       msg_Txt = "OKが押されました";
       Browser.msgBox(msg_Txt);
    }

    動作

    Hello GASworldと表示されたウィンドウが現れて、OKを押すと「OKが押されました」と表示されます。
    では、コードを詳しく見てみましょう
      var msg_Txt = "Hello GASworld"
      var msg_Title = "GoogleAppsScript"

    この2行で、表示するテキスト(Hello GASworld)とタイトル(GoogleAppsScript)を指定しておきます。

      Browser.msgBox(msg_Txt,msg_Title,Browser.Buttons.OK);
    この行でメッセージウィンドウを表示しています。

    Browser.Buttons.OKは「OKボタンのみ表示してね」という意味になります。image

    そして最後に
      msg_Txt = "OKが押されました";
      Browser.msgBox(msg_Txt);

    この2行で押されたあとの処理(新たにメッセージウィンドウを表示)をしています。

    OKとキャンセルボタンのメッセージウィンドウ(Browser.Buttons.OK_CANCEL)

    image

    今度はOKとキャンセルボタンが表示されるメッセージウィンドウです。押されたボタンによって処理もっ変わるので、今回新たに「msg_Select」という変数を用意して、その中に何を押したのかが記録されるようにしました。

    (コード)
    function msg_Box() {
       var msg_Txt = "Hello GASworld"
       var msg_Title = "GoogleAppsScript"
       var msg_Select
     msg_Select=Browser.msgBox(msg_Txt,msg_Title,Browser.Buttons.OK_CANCEL);
       Browser.msgBox(msg_Select);
    }

    動作

    OKとキャンセルどちらかをクリックすると、押されたボタンを「msg_Select」が覚えて、その内容ををメッセージウィンドウに表示する。押されたボタンはそれぞれ

    OK→OK
    キャンセル→cancel

    になります

    YESとNOボタンのメッセージウィンドウ(Browser.Buttons.YES_NO)

    image

    これも、さっきと同じようなメッセージウィンドウで「はい」と「いいえ」が表示されます。
    (コード)
    function msg_Box() {
       var msg_Txt = "Hello GASworld"
       var msg_Title = "GoogleAppsScript"
     msg_Select=Browser.msgBox(msg_Txt,msg_Title,Browser.Buttons.YES_NO);
       Browser.msgBox(msg_Select);
    }

    動作

    はいといいえどちらかをクリックすると、押されたボタンを「msg_Select」が覚えて、その内容ををメッセージウィンドウに表示する。押されたボタンはそれぞれ

    はい→yes
    いいえ→no

    になります

    YESとNOとCANCELボタンのメッセージウィンドウ(Browser.Buttons.YES_NO_CANCEL)

    image

    今度はキャンセルボタンがが追加されました。
    (コード)
    function msg_Box() {
       var msg_Txt = "Hello GASworld"
       var msg_Title = "GoogleAppsScript"
     msg_Select=Browser.msgBox(msg_Txt,msg_Title,Browser.Buttons.YES_NO_CENCEL);
       Browser.msgBox(msg_Select);
    }

    動作

    はい・いいえ・キャンセルのどれかをクリックすると、押されたボタンを「msg_Select」が覚えて、その内容ををメッセージウィンドウに表示する。押されたボタンはそれぞれ

    はい→yes
    いいえ→no
    キャンセル→cancel

    これでメッセージボックスの表示をマスターしました。これにif文などを組み合わせることで、注意喚起とかエラーの表示ができるようになりますね。