- 地位が上がる
- 物価が上がる
- お祝いの品物を上げる
- 旗を揚げる
- 気持ちが揚がる
- 凧を揚げる
- 天ぷらを揚げる
- 船の荷を揚げる
- 例を挙げる
- 全力を挙げる
- 国を挙げて……
- 犯人を挙げる
公開日:5/25/2020
シェア:Tweet
シェア:Tweet
上げる・揚げる・挙げるの違いと使い方を解説
ライティングをしていて、漢字に変換したとき「どの漢字を選べば良いんだどう?」という経験をした方も多いと思います。
今は、日本語入力システムもしっかりしているので、それを見れば判断もつきますが、やはり、ライティングを仕事にするには「異字同訓」の漢字は、意味や使い方を知っていないと修正の対象になってしまうので、しっかり抑えておきたい所。
「モノクロパレット」では、昭和47年に「国語審議会漢字部会」より公開されている「『異字同訓』の漢字用法」を元に、同じ読みなのに違う漢字をシリーズで取り上げていきます。
上げる・揚げる・挙げるの違いとは
「あげる」の漢字を変換すると、挙げる・揚げる・上げる・擧げる・称げるが候補にあります。送り仮名の違いもありますが、ここでは一般的に使われる「上げる・揚げる・挙げる」の3つについて、意味や使い方を紹介します。
上げるの意味と使い方
また、成果や価値・程度をワンランク上昇させるときや、完了させるとき、何かを渡すときも「上げる」を使います。
上げるの使い方と例文
揚げるの意味と使い方
次に紹介するのが「揚げる」です。「上げる」と混同しやすいのですいが、この「揚げる」は、貴重なものを供える(献上する)ときや、掲示するようなとき。
また、空に高いところへ飛ばす・持っていくときに使います。「掲げる(かかげる)」に言い換えることができるようなものです。
また、気持ちが盛り上がって来ているときや、天ぷらなどの調理で使うときも「揚げる」を使います。「上げる」を使っても大丈夫なときは多いです。
揚げるの使い方と例文
挙げるの意味と使い方
最後に紹介するのが「挙げる」です。何かを高いところに持っていって意思を表示したり、
目立たせるという場面で使います。
挙げるの使い方と例文
上げる・揚げる・挙げる場面で使い分ける
「上げる・揚げる・挙げる」には共通点もあれば、全く意味が異なってしまう場合もあります。また、ひらがなで「あげる」と書いても大丈夫な場合も多いと思います。意味を理解して、正しく使っていきましょう。