公開日:8/27/2020
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    ライターとはちょっと違う?ディレクターのお仕事を紹介

     

    副業をしようと、ランサーズやクラウドワークスでライティングの仕事を探していると、時々目にする「ディレクター」のお仕事。記事の検閲などが主な仕事ですが、他にも様々なお仕事をしています。

    そこで、今回は「ディレクター」がどんな仕事をしているのかを紹介します。

    ※ここで紹介している「ディレクター」は、まとめサイト系のお仕事です。もちろん、サイトの運営方法などによっても変わってくるので、あくまでも「一例」としてお読みください

    ディレクターの仕事1.記事のチェック

    ディレクターの仕事でメインになるのが、記事の検閲です。ライターが納品してきた記事が、サイトの執筆ルールに沿って書かれているかをチェックします。誤字脱字はもちろん、句読点などの使い方た、記事全体の構成、使っている写真が著作権に抵触していないか、記事の内容が合っているか…を調べていきます。

    そして、大切な仕事。コピペチェックもおこないます。わかりやすい記事だなと思ったら、他のサイトからまるまる持ってきた文章だったなんてころもあります。そして、コピペを修正してもらおうとしたらそのまま居なくなる。と、いうこともあります。

    ライタィングより簡単に見えますが、詳しくない分野の記事をチェックすることもあり、確認作業にけっこうな時間が取られていきます。

    記事の確認が終わると、次は記事の修正の仕事に入ります。この時、サイトによって、ディレクターが全て修正してくれる場合と、ライターに修正を依頼する場合があります。

    ディレクターの仕事2.ライターとのやり取り

    ライターの仕事をしていると「クライアント」や「運営」と言われるひとたちと、連絡を取り合うことがよくあります。仕事の指示を受けたり、記事の納品や修正が戻ってきたり…このときに担当してくれているのも、ディレクターで、運営している会社の社員ではない場合が少なくありません。

    実は、この部分でディレクターの力量が試されてきます。ライターといっても、プロレベルの人もいれば、初心者ライターもいます。中には、パソコンの知識がほとんど無いようなライターもいます。そうなると、修正をしたくても、伝わらない!ということも多々。

    納品まで進めば良いですが、まず、記事の執筆までたどり着けないライターさんもいます。そのようなライターたちに、記事の書き方から教えるのもディレクターの仕事。

    ライターのクレーム対応もある

    クレーマーが社会問題になったこともありますが、ライターの中にもクレーマーは存在します。執筆ルールが気に入らないとか、パソコンの使い方から教えてくれないと困るとか、報酬をあげろとか、社会保険にいれろ、自分の担当が気に入らない、質問したらすぐに返信をしろ!等々、様々です。

    もちろん、こちら側のミスが原因のこともあるので、全てをクレームとして処理はできませんが、けっこう理不尽な問い合わせが多いのが、ライティングの世界です。ここでトラウマを持ってしまい、ディレクターを辞めていってしまう人も結構います。

    ディレクターの仕事3.記事の準備をする

    ライターの経験があればご存知かもしれませんが、多くの場合、ライターが執筆するタイトルやキーワードは事前に決まっています。そのタイトルやキーワードを準備するのもディレクターのお仕事です。

    運営が決めたルールに沿って、サイトの趣旨に合った内容のサイトを調査したり、専用ツールを使って、キーワードを選定していく作業。これも最初に手順をしっかり覚える必要があり、多少のパソコンスキルも必要になります。

    もし、個人でアフィリエイトブログをやっているのであれば、キーワード選定のコツを掴むことができるので、おすすめかもしれません。

    ディレクターの仕事4.記事のフレームを作る

    サイトによっては、ライターさんに書いてもらいたい記事の見出しを、事前に作成しておくという場合もあります。理由は様々ですが、時々、書いてもらいたいものと全く異なる記事を納品されてしまうことがあり、その予防も兼ねています。

    例えば、青森県の観光スポットという記事にもかかわらず、全体の3分の2が、北海道や東北全域の観光スポットを紹介する構成で納品されたということもあるくらいです。

    大体の理由としては、執筆する内容の調査が不十分で、規定の文字数に達しないというもの。ライターによっては、文字数がクリアできないけど納品します!ということも度々発生します。

    こうなると「記事の納品されても趣旨が違うから受け取れない!」となるのですが「かけないんだから仕方がないだろ!記事を書いたんだから報酬を出せ!」というトラブルになるわけです。

    ディレクターの仕事4.ライターと運営のパイプ役


    ここまでの仕事内容を見てきてお気づきでしょうか?そう、基本的に運営が直接ライターと連絡をすることは、ほとんどなく、基本はディレクターと呼ばれる役割の人たちが、パイプ役として動いています。

    また、納品数の調整や、各種アナウンス。執筆マニュアルの調整なども仕事の内容に含まれてくる場合もあります

    そして、ライターの採用活動もディレクターが担当することがあります、ライターとディレクターの関わりは、仕事の前から始まっているというわけですね。

    ディレクターの仕事5.既存の記事に修正

    どれだけチェックをしても、間違いのある記事というものが存在します。そのような記事の修正をするのも、ディレクターのお仕事、また、ボリュームの不足している記事に追記をしたり、ライターの傾向をまとめて、執筆時の注意点をまとめたり、別サイトに移動させたりということもあります。

    ディレクターの仕事は多い

    ディレクターの仕事が多岐にわたっていることをわかっていただけたでしょうか?でも、ディレクターという役割なんだから、報酬も多いんでしょ?と思われるかもしれません。

    たしかに、ライターに比べると若干、報酬は高いかもしれません。しかし、フリーランスのライターの最大のメリットとも言える、「自由な時間に自由に働く」というスタイルは難しい世界です。24時間365日、ライターの誰かは動いているので、問い合わせやら納品はあります。

    納品があれば、ディレクターは記事のチェックや問い合わせの対応に追われます。特にクリスマスや年末年始など、イベントの期間に合わせて、大量の納品をしてくるライターもいます。

    もちろん、クライアントのサイトによっても仕事内容は変わるので、あくまでもディレクターのお仕事の「参考」ですが、そんなディレクターのお仕事。機会があったら挑戦してみるのはいかがでしょうか?