公開日:9/11/2019
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    Flickrとクリエイティブ・コモンズ(CC)

     

    Flickrの画像を仕事で使いたいと思った時、何でも良いからダウンロードして入れちゃえというのは、プロ意識に欠ける行為です。フリーランスのライターは全員が個人事業主みたいなものです。何かあっても、クライアントは守ってくれません。「知らなかった」「初心者だから」では済まされないのがこの業界です。

    なので、覚えておきたい「クリエイティブ・コモンズ(CC)」。flickerに投稿した画像の設定を元にしながらみていきましょう。

    クリエイティブ・コモンズ(CC)とは

    ウィキペディアによるとクリエイティブ・コモンズ(CC)は、
    著作物の適正な再利用の促進を目的として、著作者がみずからの著作物の再利用を許可するという意思表示を手軽に行えるようにするための様々なレベルのライセンスを策定し普及を図る国際的プロジェクト及びその運営主体である国際的非営利団体の名称である。
    (出典:ウィキペディア)
    ということで、Flickrにアップする画像に対してどれくらいの範囲で使って良いのかを示す決まりみたいなものです。では、具体的にどの等なレベルがあるのでしょうか?

    ライセンスのレベル

    実際にFlickrにアップした画像の設定をみながら、ライセンスのレベルをみてみましょう。
    アップした画像の右下に設定箇所があります。
    出典:Flickr
    クリックすると様々なレベルが表示されます。
    出典:Flickr
    これだけ見ると意味がわからなくなりますが、上から簡単に見ていきます。

    • All rights reserved
      →全権所有しているので、勝手に使うの禁止。
    • Public Domain Work
      →著作権失効しています。
    • Public Domain Dedication (CC0)
      →著作権を手放しています
    • Attribution
      →複製・頒布・展示・実演するときは、著作権者を表示
    • Attribution-ShareAlike
      →複製・頒布・展示・実演するときは、著作権者を表示・また、改変・変形・加工してできた作品の場合にも、元になった作品と同じライセンスを継承させた上での頒布を許可。
    • Attribution-NoDerivs
      →複製・頒布・展示・実演するときは、著作権者を表示。また、改変は禁止
    • Attribution-NonCommercial
      →非営利に限り、複製・頒布・展示・実演をしていいけど、著作権者を表示する。
    • Attribution-NonCommercial-ShareAlike
      →非営利目的でのみ、作品を改変・変形・加工してもいいけど、元になった作品と同じライセンスは継承。
    • Attribution-NonCommercial-NoDerivs
      →非営利でのみ、作品を複製、頒布、展示、実演を許可するけど著作権者を表示。また、改変は禁止。
    英語が苦手だと、逃げたくなるような単語が列挙されていますが、「クリエイティブ・コモンズ」にはアイコンも準備されています。そのアイコンの組み合わせでなんとなく意味もわかるわけです。
    Flickrに画像をアップするときや、Flickrの画像を利用するときには十分に注意をして、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。