公開日:9/02/2019
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    困った人が続出!ライターと画像問題

     

    何年か前に、個人のブログの画像がまとめサイトで勝手に使われたというのが社会問題になりました。たしかに、自分のサイトの画像が無断で使用されたら嫌ですよね。その結果生じた、ライティングの際に起きる画像の問題について、今回は取り上げます。

    画像が原因で賠償問題に?

    ライターって文字を書けばよいだけじゃないの?と思う方も少なからずいると思います。確かに、口コミを入力するような仕事であれば画像は必要ありません。しかし、記事のようなものを納品する場合「画像を設置してください」と言われる場合があります。たかが画像と甘く見ていると、後々大変な修正が発生するどころか、クライアントの会社を潰すこともあります。実際に、自分のブロづの画像を使われたからと訴えて、賠償金を得たという事例もたくさんあります。

    画像には著作権がある

    ブログなどで公開されている画像。それは当然、ブログを運営している人に所有権があります。(時々、これは大丈夫か?というのもありますが)そのため、無断で使えば賠償を求められるということも十分にあるわけです。それを目につけた一部の人は。写真内に見にくく著作権の印字をいれて、公開。その画像を使ったサイトを次々訴えるといるらしいとも言われています。画像を設置したのはライターであっても、責任はクライアントに降りかかります。そのため、多くのクライアントが画像について厳しいチェックやルールを決めて予防をしているわけです。


    自分で撮った画像も使えないのか


    そこで考えるのが「自分で撮った画像は使えないのか?」問題です。これはクライアントによってケースバイケースなので、クライアントの指示に従うようにしましょう。間違っても「画像は指定のサイトのものを使ってね」と言われているのに「いや、私が撮った画像を使いたい。指定されたサイトの画像を使う理由がわからない」なんて問い合わせないようにしましょう。悲しいことですが、ライターの中には他人の画像を自分の画像と偽る人間が少なからず存在します。そうなると、指定サイトの画像のみ使ってもらうしか方法がなくなってしまうわけです。

    フリーの画像サイトが使えないライター

    クライアントによっては「写真AC」や「ぱくたそ」などフリーの画像サイトの写真を使ってくださいと指定される場合があります。しかし、ここでライターの技術力が試されます。まずは、下の画像を見てみましょう、何が違うかわかりますか?


    出典:写真AC

    出典:写真AC

    答え、透かしの有無です。
    上の画像は写真ACのサイトに登録して、正規のダウンロード方法で取得した写真です。
    対して下の画像は、写真ACのサイトに登録せず、ただ「画像を保存」で取得した写真です。何が違うの?と思ったひと。要注意です。

    「ライター経験がある人」「ちゃんとサイトの説明を読んでいる人」であれば、ほぼ間違いなく上の写真で納品をします。
    あまり注意してライターの仕事をしない人、とりあえず言われたとおりに書いて納品すれば良いは、下の写真で納品してきます。レンタカーを「自分の車」だと全世界に自慢しているくらい恥ずかしいことです。

    こうなってくるともう大変。クライアントが説明してもライターはちんぷんかんぷん。ライターが何を理解していないのかクライアントもわからず、挙げ句にライターかクライアントが逆ギレということもしばしばです。こうなると業務の継続どころか1記事も納品できずに終わるということも。

    フリーの画像サイトには、画像の利用方法が説明されているページが必ずあります。執筆の際のガイドラインもそうですが、まずは「ちゃんと読む」というクセが大切なのかもしれません。

    ちなみに、この記事やサイトないでは「ぱくたそ」や「写真AC」「足成」の画像を主に使用しています。

    Twitter・Instagram問題

    画像の無断使用とあわせて、TwitterやInstagramの画像利用問題も無視はできません。画像の利用問題が発覚した際、多くのサイトが画像をTwitterやInstagramに切り替えました。埋め込みを使用した設置であれば
    当社があらゆる媒体または配信方法(既知のまたは今後開発される方法)を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります。Twitter利用規約
    という規約があり、Twitterは埋め込み用の機能を提供していたため。問題はありませんでした。それでも「画像を勝手に使われた。どういうことだ!ありえない!」というユーザーが一定数いることや、埋め込みの機能を廃止する動きになってきたため、TwitterやInstagramの画像をについても「使用しない」という流れになってきました。

    どうしても自分の画像を使わないと気がすまない場合に

    ここまで読んで、言っている意味はわかるし、理解もできる。でも、納得がいかないし、どうしても自分の画像を使いたい!使わないと気がすまないという場合、最終手段があります。
    それは、クライアントが許可している画像のサイトに自分で撮った画像をアップしてそれを使用するという方法です。もちろんインターネットで拾ってきた画像を自分の画像としてアップして使うのはNG。犯罪に繋がりかねません。もちろん、アップした画像は、関係ない第三者が使用する可能性もあります。じゃあ、アップして自分で使って、納品が終わったらアップした画像も削除すると考えるかもしれませんがあまりおすすめはできません、
    そもそも、抜け穴を探しているいろ試すより、正規の方法で進めたほうが楽に仕事を進められます。